沖縄の給食用食器が、新潟に届くまで。 | 新潟震災ボランティア日記*わたしにできる何かを見つけよう!

沖縄の給食用食器が、新潟に届くまで。

事の発端は、11月10日までの支援活動で見てきた、
小千谷市の炊き出し現場の状況でした。

自衛隊やボランティア団体が炊き出しを行うときには、
「使い捨て容器」で食事をお配りしていたのですが、
小千谷市のゴミ処理施設は
震災で大きなダメージを受けているため、
できるだけ、ゴミを増やすことになる「使い捨て容器」を
使わなくて済むように、被災者のかたがたが自主的に、
家庭にある食器を各自持参するようになっていました。

ところが、震災で家財を失ったかたや、
自宅に戻ることができないかたがたは
「使い捨て容器」を使わざるを得ず、
そういった現状を前に、
「割れにくい子供用食器みたいなものがあれば、
たすかるんだけど…」という声をいただきました。

そこでまず、現地にいるあいだに、
出身地である神戸の小学校に
連絡を入れたところ、さっそく先生方が動いてくださり、
新潟へ給食用食器を送っていただきました。

11月11日に沖縄に戻って来てから、
さらに、地元の糸満市商工会を通じて、
糸満市の学校給食センターに
この件を打診していただいたところ、
「使っていない見本用の食器があるよ」と、
快く了解していただきました。

さらに、食器の業者さんを通じて、
「宜野湾市の給食センターでは食器の入れ換えが
あったばかりなので、打診してみては」
という情報をいただき、トントン拍子で、
宜野湾市からも給食用食器を
寄贈していただくことが決まりました。

というわけで、12月3日、
糸満市学校給食センターから954皿、
宜野湾学校給食センターから500皿、
合計1454皿の寄贈食器が揃いました。

現地への輸送は、
西濃運輸さんが
無償で引き受けてくれることになりました。

受け入れ先に関しては、
まず、小千谷市のボランティアセンターに
確認しましたところ、
現在、新潟県、小千谷市などの自治団体では
物資の受け入れを行っていないということでしたので、
小千谷市を中心に活動している
地元のボランティアグループの代表の方に電話連絡を入れ、
12月11、12日に、小千谷市で開かれる無料のバザー
「楽市楽座」で活かしていただけることになりましたので、
その方宛てににお送りしました。

以上、ご報告でした!