よくあるご質問 その1 | 新潟震災ボランティア日記*わたしにできる何かを見つけよう!

よくあるご質問 その1

しばらくごぶさたしておりました。
なおです。
帰ってくるなり、空白を埋めるようにばたばたしており、
なかなか更新できなくて申し訳ないです。

また、たくさんの方から、
応援メッセージをいただいております。
ほんとうにありがとうございます!!


さてさて、今日はまず
『なぜ、現地に?』からお話ししたいと思います。

地震のあった日、私はたまたま茨城県にいました。
茨城県も揺れました。
ホテルで見たテレビの映像がどんなものだったか。
実はあまりよく覚えていません。
それよりも、ずっと考えていたのは
今現地はどんなものが必要なんだろう、ということでした。
火の手が上がっている映像、
毛布にくるまって、道路で寝ている人たちの映像。
まぶしそうにカメラをにらむ視線。
そんなところを写さないであげてほしい!!

…と思いながら、頭の中のどこかに、覚えのある光景。

そこから、夕食どころではありません。
旅館の食事によくある、小さな鍋。
固形燃料が燃えますよね。
その火を見ながらぼぉーっと考えていたのは

*今現地に行ったら何かできないか。
*でも仕事はどうしようか。
*交通機関もないのにどうやって行くか。
*例えば一人で行ったところで何が出来るか。
*でも仕事はどうしようか。

…と、ぐるぐる。

で、結局結論の出ないまま、
友達や知り合いに電話したり、話したり。
どうしよう、どうしよう、ばかりだったと思います。

その間にも小さいながらも余震があって、
なかなか寝付けないなぁと思っていたら朝でした。
…結局寝てるやん!(笑)

そして、翌日。
東京行きのバスの中で
長岡の知り合い(の知り合い)が無事だったと言う連絡を受けて
さらに今来てもらっても大変だよと言う話を聞き、
やっぱりやめた方がいいのかなと思っていた矢先、
沖縄の知人から電話が。

「テレビ見た?行くんでしょ、行きたいんでしょ?」

反射的に「うん」と答えていました。
もうそこからは一直線です。
東京駅で友達と連絡を取り合い、
いただいたカンパを持って、一路、新潟へ。

そこからがまた長い旅だったのですが、
それはまた…。

何だか、深くあれこれ考えたようで、
実は無意識の部分が私を新潟へ誘った、という感じです。
新潟でよく『やはり神戸の経験が?』と聞かれましたが
ホント、それは後から、でした。
向こうに行って何が出来るか、とか
深く考えたのは、実は行きの電車の中です。
こんな私で、ごめんなさい。(11/26記)