ボランティア様、どこへ行く!? | 新潟震災ボランティア日記*わたしにできる何かを見つけよう!

ボランティア様、どこへ行く!?

続けて書き込みです。
ボランティアさんの数はとても多いですが、
現在は余震も減ったとはいえまだまだあり、
家屋の中の片付けもニーズはあっても危険ということで行けなかったり
道路の状況もまだまだよくありません。
これからまだまだ、人手は必要ですが、
簡単にそうも言えない状況です。

小千谷市には、昨日までに
27日にボランティアセンターが発足して以来、
4000名を超える人々がボランティアとして来ています。
ただ、数が増えるにつれて、「ん?」と思うような方も中には・・・

先日新聞にも載りましたがボランティアを語った詐欺や泥棒など。
そこまでいかずとも炊き出しの列に真っ先に並んでご飯を食べる!とか
仮設風呂(自衛隊建設)に入って、災害用の無料電話で私用電話・・・

~~~!


私が今お世話になっているところは、
1階が本部、2階は避難所、3階がボランティアの仮眠スペースとなっています。

昨日の夜中1時ごろのことです。
階段とロビーを一生懸命モップで掃除しておられる方がいらっしゃいました。
よく見ると、避難されている方です。
一緒にいた知人がお話を伺うと、
1~2階はいつも掃除するのだけれど、
3階に上がるボランティアが土や砂を落とさずに上がるので、
もういたちごっこ状態で汚れていく、と。
で、夜中ならあまり人が通らないから・・ということでしょうか。
こんな時間に掃除されていたのです。
あわててそこにいた何名かで最後少しだけお手伝いしましたが、
気配り不足を深く反省しました。

3階の共用スペースのモラルも問われています。
携帯を目覚まし代わりに鳴らしたり、
夜中まで(ロビー以外で)しゃべっていたり、
避難されている方用のポットなどを平気で使ったり!!
「避難物資を勝手に持ち出さないこと」
こんな張り紙がされること自体おかしい!と思います。

もちろん、こんな人ばかりではありません。
ごくごく一部のボランティアの状況です。
もちろん、ボランティアも人間ですから
炊き出しや物資に余裕があればいただきますし、
お風呂にも入りたい!という気持ちはあります。
でも、それが被災された方よりも優先されることではないと思うのです。

物資を届けて、休憩している後ろを
水タンクを持ったおばあちゃんが通ったら手伝えばいい。
そんな風に、紙に書かずとも、電話がならずとも、
まわりにたくさんニーズは転がっています。
そういう、臨機応変な、相手の立場に立った支援が必要なのです。

本当に心から、気持ちで参加されている方が多い中で
心無いボランティアもいるのです。
そんな人のために、地域の信頼をなくさないよう、
気づいたところから始めていきたいと思います。

状況は刻一刻と変化します。

「してあげる」方は必要ありません。
「こんなことできますけど、いかがですか」
そんな気持ちで行きたいと思うのです。